美来工科の仲宗根さん車整備で3位 九州ものづくり大会 学科・実技で評価


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高校生ものづくりコンテスト九州大会の自動車整備部門で3位を受賞し、銅メダルを輝かせる仲宗根橋さん=26日、沖縄市の美来工科高校

 【沖縄】今月3~4日に福岡県で開催された第20回高校生ものづくりコンテスト九州大会(九州地区工業高等学校学校長協会主催)で、県立美来工科高校2年の仲宗根橋(かける)さん(16)が自動車整備部門で3位に入賞した。2年生での3位入賞に仲宗根さんは「改善点もあった。来年も出場してもっといい順位を狙いたい」と意気込んだ。

 仲宗根さんは自動車工学科。自動車整備部に所属し、放課後も整備を学んできた。昨年12月に開催された県大会では1年生で1位になり県代表として九州大会に出場した。大会では学科の他に測定、点検、エンジンの故障原因探求作業などに挑んだ。

 自動車メーカーでエンジン製造の仕事に携わっていた父を見て育ち、「小さいころから車が好きだった」という仲宗根さん。「将来は自動車ディーラーの整備士や工業系教員などの仕事に就きたい」と話した。

 自動車整備部の古謝宏史顧問は「大会に向けて一人でずっと頑張っていた。理解力が早く、イメージ力もある。そこに本人の努力も備わった結果だ」と受賞を喜んだ。