住宅街の路上を歩いていた日本人女性に性的な暴行を加えようとしたとして、米空軍属の男が逮捕されたことを受け、市民団体などからは批判の声が上がった。
「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表は「本当にひどい。米兵や軍属による事件が繰り返されている。住宅街で被害に遭っており、県民は一体どこで安心して暮らせるのか」と強く批判した。「被害女性に一切非はない。外傷はなくとも、ものすごい精神的ショックを受けただろう。丁寧なケアが必要だ」と話した。その上で「男はなぜその時間帯に住宅街で行動していたのか。外出許可など米軍の規則はどうなっていたのか、明確にする必要がある」と強調した。
国際家事相談支援「ウーマンズプライド」のスミス美咲代表は、2016年に発生した米軍属女性暴行殺人事件などに触れ、「面識のない女性が襲われたうるま市での事件のような大きい事件につながりかねない」と危機感を示した。
県の玉城デニー知事は30日の記者会見で見解を問われ「甚だ遺憾で、米軍に厳しく綱紀粛正を申し入れなければならない」と語った。