埋め立て用土砂の海上運搬 沖縄県が本部港の使用を許可


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ベルトコンベヤー2基で運搬船に送り込まれる土砂=5月26日、本部町の本部港塩川地区

 【辺野古問題取材班】沖縄県北部土木事務所は30日、名護市辺野古の新基地建設で埋め立て用土砂の海上運搬を担う業者が提出していた、本部港塩川地区内でのベルトコンベヤーの、8月分の使用申請を許可した。ベルトコンベヤーを巡っては、新基地建設に反対する本部町島ぐるみ会議が、施設使用料について8月にも県に住民監査請求を行うことも判明した。

 住民監査請求では、4月のベルトコンベヤー設置を機に、県が許可の種別を「荷さばき地使用許可」から「港湾施設用地使用許可」に変更したことで、使用料が12分の1となり年額約840万円減ったことに関して、「県にとって大きな損害だ」と見直しを求めた。