【与那国】環境省石垣自然保護官事務所は27日、与那国町の久部良集落で23日に、特定外来生物の「オオヒキガエル」が発見・捕獲されたと発表した=写真。フェリーが停泊する久部良漁港近くで見つかったことから、島外からの侵入が想定されるという。定着すると、在来動物への悪影響が懸念されることから同事務所が注意を呼び掛けている。
オオヒキガエルは中南米原産の大型のカエルで、サトウキビの害虫駆除のために石垣島に持ち込まれた。だが、特定の昆虫以外を食べる可能性があるという。環境省では外来生物法に基づく特定外来生物として、飼育や保管、運搬などを禁止している。
石垣自然保護官事務所は、オオヒキガエルを見つけた場合は、環境省まで連絡してほしいと呼び掛けている。