名護東道路が全線開通 国道58号 許田から伊差川までノンストップ


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
名護市伊差川から同市数久田を結ぶ、国道58号名護東道路の世冨慶トンネル=31日午前、同市

 【名護】沖縄自動車道と北部地域を結ぶ自動車専用道路、国道58号名護東道路の世冨慶インターチェンジ(IC)―数久田ICの区間(2.6キロ)が、7月31日午前10時に開通した。開通済の伊差川IC―世冨慶IC区間(4.2キロ)とつながり、計6.8キロの区間が全線開通となった。北部地域へのアクセス向上、名護市街地の渋滞緩和が期待される。

【動画】開通した名護東道路を走ってみた

 北部国道事務所によると、2001年に着工し、完成までに20年かかった。同日、世冨慶IC入口で開通の合図があり、渡具知武豊市長らは「名護東道路開通」と書かれたのぼりを手に、通行車両を見守った。渡具知市長は「北部に多くの人が訪れることを期待したい」と述べた。

 許田ICから「道の駅おおぎみ」、「今帰仁城跡」までの時間は10分以上短縮できる。開通に合わせて数久田ICに隣接する「道の駅」許田前の信号機を廃止し、許田ICから伊差川ICまでノンストップでの走行が可能となる。世冨慶区の比嘉秀樹区長は「区民も大型スーパーに短時間で行けるなど、利便性が増した」と喜んだ。