空自の尾崎司令官「中国の動き、厳しい状況」玉城知事に就任あいさつ 南西航空方面隊


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玉城デニー知事(右)と会談した南西航空方面隊司令官の尾崎義典空将=26日、県庁

 航空自衛隊那覇基地に司令部を置く南西航空方面隊の尾崎義典司令官(空将)が7月26日、就任あいさつで県庁を訪れ、玉城デニー知事と会談した。尾崎氏の前職は防衛装備庁長官官房装備官で、昨年12月に現職に着任した。

 南西航空方面隊は鹿児島県の一部と沖縄県周辺空域の警戒活動を実施している。尾崎氏は同方面隊のスクランブル(緊急発進)が増えていることに触れ、「東シナ海、南シナ海で中国が現状を変えようという動きが激しく、厳しい状況が続いている」と述べた。玉城知事は「平和的、冷静に外交関係をつなぐことが重要だ」と強調した。