円盤投げの照屋瑠亜(那覇西)が決勝で自己ベストとなる44メートル35を出し、大きな自信と収穫を手にした。
7月30日の砲丸投げは「緊張で足が思うように動かなかった」と予選通過はならず。「雰囲気に負けずいつも通りに投げたい。この経験をハングリーな気持ちに変わるきっかけにしたい」と話していた。その思いが円盤投げで生きた。
予選通過ラインは44メートル。「一度味わった緊張はなかったが、力任せに円盤をすくうように投げてしまった」と1投目は41メートル47。砲丸では2投目に焦ったと言うが、同じ失敗はせず「うまく力が伝わり、風にも乗った」と44メートル32で決勝へ進んだ。
成長の理由に冬のトレーニングを挙げる。赤嶺永哲監督が考案したメニューで「回転する時の加速力や振り切る力がどんどん伸びた」と実感している。
女子円盤投げで優勝した友利晟弓は伊良波中からの同級生で、大きな刺激を受けた。「おめでとうと伝えたが、正直悔しい思いもあった」という。しかし、自分でもしっかり結果を残した。「45メートル台も見えてきている。夏に追い込んで秋の大会では45、46メートル台に乗せていきたい」と表情は自信に満ちあふれていた。
(大城三太)