キングス、FC琉球のホームタウン 沖縄市立図書館に常設コーナー「市民のエネルギーに」


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ゴールデンキングスとFC琉球などのPR常設コーナーの設置を担当し、市民に参観を呼び掛ける照屋知子司書=7月20日、沖縄市立図書館

 【沖縄】沖縄市をホームタウンにしているプロバスケットの琉球ゴールデンキングスと、プロサッカーFC琉球の常設のPRコーナーが沖縄市立図書館(浜比嘉誠人館長)に7月9日から設置されている。

 チャンプルー文化の発祥地の顔をも持つ同市は1996年、心と体を育て活気と共感の街づくりを目指すスポーツコンベンションシティを宣言。3月には1万人を収容できる県内最大規模の沖縄アリーナが完成した。

 コーナーで特に目を引くのはキングスの並里成選手=沖縄市出身=とジャック・クーリー選手=米国出身=の等身大のパネルのほか、両球団のユニホーム(レプリカ)、関連グッズを中心に多彩なスポーツ関連本をそろえる。

 またプロ野球広島東洋カープのキャンプ地として来季は40年の節目になる。2018年には男子バレーボールのパナソニックパンサーズのサブホームタウンとなり、その関連資料も展示している。

 設置企画を担当した照屋知子司書は「これだけのスポーツ組織が市内に集まることは市民の誇り。活気を生み出すエネルギーとなる。等身大のパネルで身近に感じてほしい。市民の熱い声援で盛り上げていきたいですね」と話し、特に児童・生徒の来館を呼び掛けている。

 現在、新型コロナウイルス緊急事態宣言期間であり、蔵書の点検業務のため今月15日まで閉館する。
 (岸本健通信員)