名護市長選 岸本市議に出馬を要請 市政野党と市民団体


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
野党市議団の比嘉祐一氏(右から2人目)、市民団体「ヘリ基地いらない二見以北十区の会」の渡具知智佳子共同代表(右端)から要請書を受け取る、市議の岸本洋平氏(同3人目)、稲嶺進後援会長=9日、名護市の山里将雄県議事務所

 【名護】2022年1月23日投開票の名護市長選へ向けて、名護市の野党市議団(12人)と市民団体(10団体)は9日、岸本洋平市議(48)に出馬を要請した。新型コロナの感染拡大防止の観点から、参加人数は最小限で行った。岸本氏は「身の引き締まる思い。前向きな表明ができるように考えている」と述べた。近々、正式な出馬表明を行う見通しだ。

 同市の山里将雄県議の事務所で、野党市議団の比嘉祐一氏と市民団体「ヘリ基地いらない二見以北十区の会」の渡具知智佳子共同代表がそれぞれ代表して要請書を手渡した。要請書では「市民の意見を大事にする市民本位の市政運営を行うべき」とした上で、「出馬を強く要請する」とした。

 岸本氏の後援会長には稲嶺進前市長が就任した。市長選へは、現職の渡具知武豊市長(59)が出馬を表明しており、一騎打ちになる見通し。