図書カードは出会いの扉…ギフト向けラッピングブック、絵本作家の白さん制作


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 図書カードを送る楽しみともらう喜びを広げようと、県内在住の絵本作家の白シオンさんが、オリジナルストーリーをつづった冊子に図書カードのギフトケースを備え付けたラッピングブック「ほんのきもち」を制作した。

 制作を記念し31日まで那覇市牧志のジュンク堂書店那覇店で白さんのイラスト展が開催されている。29日には絵本の読み聞かせと、新城霞さん率いる新城ミュージックスクール講師などによるミニ演奏会が開かれる。

 ラッピングブックは、主人公の「ほん」がキャラクターのハリネズミと共に、本の持つ魅力や役割を伝える内容。最後のページにギフトケースがあり「あなたが たくさんのすてきなほんに であえますように」というメッセージが添えられている。

 白さんは、友人の出産祝いに何か心のこもった贈り物ができないかと考えていたところ、ラッピングブックを思いついたと説明した。その上で「図書カードなら年齢や性別を問わず、使いたい時に使える。心のこもったものを送りたい人や、相手の好みや欲しいものが分からない人などにも活用してほしい」と呼び掛けた。

 全14ページで税込み660円。ジュンク堂書店那覇店で販売している。

図書カードのギフトケースが付いたラッピングブック「ほんのきもち」
8月29日の読み聞かせとミニ演奏会をPRする新城霞さん