なぎなた演技決勝、首里は準優勝 悔しさも「力出し切った」 全国高校総体


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なぎなた演技決勝 首里との県勢対決を制し優勝した知念の比嘉七美(左)と下地花南の演技=11日、石川県白山市の松任総合運動公園体育館(ジャン松元撮影)

 全国高校総合体育大会・北信越総体第18日は11日、石川県などで9競技が行われ、なぎなたの演技決勝で知念の下地花南・比嘉七美ペアが3―2で首里の平安名はな・大城志歩ペアに勝利し、知念勢として2連覇を達成した。平安名・大城ペアは準優勝に輝いた。

 ピーッという笛の音に続き、赤い旗が3本上がった。それを確認した下地花南・比嘉七美ペア(知念)は小走りで控えに戻ると、あふれ出る涙を拭いながら抱き合って喜びを爆発させた。県高校総体で敗れていた首里に雪辱を果たし、全国の頂点に輝いた。「相手を気にせず、2人の演技を楽しむことに集中した」。真っ赤な目をした2人は、うなずきあいながら、うれしそうに語った。

 7月に急きょペアを組んだばかり。「コミュニケーションを取るところから始めた」。ダイナミックな動きが特徴の下地に対し、それに飲まれない受けの比嘉。演技は体の開きに注意し、互いをよく見て呼吸を合わせることを特に意識した。

 予選2試合は5対0、4対1と圧倒的な強さを見せた。決勝トーナメントに入ると、旗の本数が割れることはあったものの、「特に気にせず、演技に集中した」(比嘉)。

 無観客試合のため、応援に駆けつけられなかった先輩たちからは「悔いの残らない試合を」、後輩からは「とにかく頑張ってください」とメッセージが寄せられたという。

 決勝は「勝っても負けても最後なので楽しもうと思った」と下地。比嘉も「緊張したが2人で最高の演技ができた」と振り返る。玉那覇美紀監督も「めったに褒めることはないが」と前置きしつつ、「今日は気持ちの入っている良い演技だった」とねぎらった。
 (新垣若菜)