女子ハンド、那覇西が初戦突破 堅守速攻で相手を突き放す 全国高校総体


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 全国高校総合体育大会・北信越総体第23日は16日、福井県などで6競技が行われ、ハンドボール女子の那覇西は1回戦で不来方(岩手)に30―16で勝利した。男子の興南は17日の2回戦から登場し、法政大第二(神奈川)と対戦する。


 

那覇西―不来方(岩手) けがから復帰し、約10カ月ぶりのスタメン出場でシュートを放つ那覇西の上間望愛=16日、福井県立羽水高校体育館(高辻浩之撮影)

 1回戦で不来方(岩手)と対戦した那覇西。序盤、ゴール前でシュートミスを繰り返すなどリズムに乗りきれない場面が目立った。

 「久々の全国大会で、みんな気持ちが前のめりになっていた」と比嘉律監督。ベンチからの指示に応え、チームが落ち着きを取り戻すと、持ち前の堅守速攻を見せ、ターンオーバーから金城菜々子、砂川茉穂の両エースが得点を重ね、前半を18―7で折り返した。後半、けがのため大事を取った金城望子主将を除き、ベンチメンバー13人が出場。堅い守備から速攻を繰り返し、30―16と相手を突き放した。

 約10カ月ぶりのスタメン出場となり、1得点を挙げた上間望愛は「これまでけがで仲間に迷惑を掛けてきた分、チームに貢献するプレーをしようとコートに立ったが、気合が入り過ぎて空回りしてしまった」と苦笑い。7月にけがを負い、今大会の出場が危ぶまれる金城主将に関し「(同様に)けがで苦しく、歯がゆい思いをしてきた。その思いも背負って、主将が試合に出られる日まで勝ち続けたい」とチームメイトのため、一戦必勝を誓う。

 (高辻浩之)