【名護】来年1月23日投開票の名護市長選に向けて、市議の岸本洋平氏(48)は17日、名護市内で記者会見し、正式に出馬を表明した。岸本氏は「基地問題は環境問題でもあり、大規模な環境破壊は許されない。生物豊かな辺野古・大浦湾の海を守り、立場の違いや主義主張を乗り越えて、誇りある豊かな名護市を築いていく」と決意を語った。市長選では現職の渡具知武豊氏(61)が出馬の意向を示している。
岸本氏は「市民がともし続けてきた『まちづくりへの情熱』と『自由と平和を愛する心』を受け継いでいく」と表明。当選後に取り組む課題については「総合的な国際研修センターの創設を目指し、世界の平和に貢献する名護市を実現する」と述べた。
会見には前市長の稲嶺進後援会長や山里将雄県議、市議らが参加した。
【略歴】 岸本 洋平(きしもと・ようへい)1972年12月19日生まれ。名護市宇茂佐出身。早稲田大大学院修了。岸本建男元市長の長男で、2006年の市議選に初出馬し当選。現在4期目。