ユニークなのぼりがはためくおしゃれな飲料のお店が7月31日、中城村北上原の県道29号沿いの農場内にオープンした。それは農家の直売パーラー。産卵鶏やイチゴ狩りもできる観光農園を営む、ともや農場の具志堅真さん(46)、久美子さん(41)夫妻で、その名も「いちごPeco」。
これまで見栄えのしないイチゴをジャム製品に加工、販売してきたが、新たにいちごスムージー、いちごティー、いちご酢カッシュ、イチゴかけアイス、モリンガ茶など、1杯で二つも三つも味の変化が楽しめる飲料、それに菓子技能士が監修した平飼い卵を使った濃厚なプリンも考案した。開店情報を聞き付けた客が訪れ、プリンは早々と完売するなど大好評。
店舗は物置にしていた約29平方メートルのコンテナを改装。イチゴの赤色で全体を塗り、強烈な印象を放っている。「品質は全く問題のない規格外を全て活用したい。農閑期の収入にもつながる」と具志堅さん。
久美子さんは「店名はちょっとした腹ペコに染み入るイメージ。メニューをさらに増やしていきたい」と観光客も呼び込める地域の名物店にしたいと意気込んでいる。
週末の開店で、営業時間はツイッターやインスタグラムで告知している。問い合わせは090(1946)1247。
(岸本健通信員)