オンラインで就業体験 沖縄セルラー、高校生向けに初実施


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
沖縄セルラーなどが開いたインターンシップに参加した県立高生ら(提供)

 沖縄セルラー電話(那覇市、菅隆志社長)は18日と20日の2日間、県立高校生を対象にしたオンライン形式のインターンシップ(就業体験)を開いた。高1、2年の女子学生5人が参加し、ICT技術を活用して課題を解決する企画の立案などに取り組んだ。

 県教育庁委託事業「高度人材育成インターンシップ」の一環。

 沖縄セルラーと、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するKDDIデジタル・ゲートが共同で開催した。

 沖縄セルラーが高校生向けにインターンシップを実施するのは初めて。ビデオ会議システム「ズーム」やオンラインのホワイトボードツール「ミューラル」を使用して、生徒たちは課題解決に向けたシステム開発の手法「デザインシンキング」に挑戦した。

 初日の18日、それぞれの日常にどのような課題があるかを洗い出した。最終日の20日は「どうすれば楽しく勉強できるか」という問いと、「推しや好きなドラマなどから語学勉強することができる」というアイデアを使い、各自が課題解決に向けた流れをイラストに描いて発表し合った。

 沖縄セルラーの担当者は「ITスキルやリテラシーの向上、自らを見つめ直す機会につながり、十分に生徒たちの成長を実感できた」と、初の取り組みを満足そうに語った。