同居家族でご先祖お迎え 旧盆初日


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仏壇に手を合わせる高良茂俊さん(左)と光江さん=20日午後7時ごろ、那覇市具志

 旧盆初日の20日、例年は親族らが集いにぎわうウンケーだが、今年は新型コロナウイルスの影響で、昨年に続き小規模で先祖を迎える姿が見られた。県は感染拡大防止のため、親類宅への訪問を控え、同居家族のみで過ごすよう呼び掛けている。 

 那覇市具志の高良(※「高」の字体は「はしごだか」)茂俊さん(70)宅では、例年は近くに住む長女(37)と長男(29)の家族、茂俊さんのきょうだいなど親族一同が集まってにぎやかに過ごす。だが今年は夫婦2人で静かに手を合わせて、妻の光江さん(63)特製のウンケージューシーやトウガンのおつゆを供えて先祖を迎えた。

 茂俊さんは「早くコロナが収束して、いつも通りのお盆が過ごせるようになればいいな」と話した。

 光江さんは「来年は子どもや孫もそろって、みんなで先祖をお迎えできるようになっていてほしい」と願った。