小泉環境相、米に抗議「極めて遺憾」 普天間飛行場PFAS汚染水の下水道放出


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米側に抗議したことを明らかにした小泉進次郎環境相=27日、東京

 【東京】在沖米海兵隊が米軍普天間飛行場に貯蔵していた有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)を含む汚染水を公共下水道に放出した問題で、小泉進次郎環境相は27日の閣議後会見で「極めて遺憾で強く抗議した」と明らかにした。

 小泉氏は、26日の日米合同委員会で日米両政府代表者が汚染水に関する対応を話し合う予定だった点を踏まえ、「放流しない代替案も含めて協議を行っている所にも関わらずに放流した」と米側の対応を批判。26日中に米側へ抗議したという。

 米側が汚染水の処理について、在日米軍施設での環境保全を定めた日本環境管理基準(JEGS)に「準拠している」と説明している点にも、「JEGSへの適応性も含めて一方的に行われている」と米側の対応を疑問視した。