沖縄県内コロナ 新規655人 医療逼迫続く(8月29日朝)


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 沖縄県は28日、10歳未満から90代までの655人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。療養者は6687人と依然として高い水準を維持している。3日連続で前週の同じ曜日を下回ったが、県は「旧盆の影響はまだ出始めで、油断はできない」と説明し、警戒感を維持している。

 入院患者は711人で、そのうち37人が重症。病床占有率は84・4%、重症者用病床占有率は84・1%と、医療体制の逼迫(ひっぱく)が続いている。自宅療養中の患者は2724人、宿泊施設療養中は300人だった。直近1週間の人口10万人当たりの感染者は306・75で全国1位。新規PCR検査の陽性率は16・4%と、警戒レベル4段階(感染まん延期)の状態が続いている。

 新規感染者のうち、確定した感染者との接触が判明しているのは318人。感染経路の内訳は家庭内209人、職場40人、施設内17人、友人・知人33人、飲食8人、その他1人。残りの337は調査中となっている。