社会

上与那原選手、銅メダル2個の快挙 「有言実行に感動」沖縄の知人らも祝福

最後の1周で力を振り絞って走る上与那原寛和選手に、エールを送る県車椅子陸上クラブ・タートルズ代表の荻堂盛助さんら=29日、浦添市の自宅

 東京パラリンピックの陸上男子1500メートル(車いすT52)で、上与那原寛和選手(50)が400メートルに続いて銅メダルを獲得した29日、沖縄県内の関係者らは「最後まで力強い走りだった」と活躍に歓喜した。リオ大会の同種目は、3位とわずか0・08秒差の4位で幕を閉じた。雪辱を果たした上与那原選手を「強い思いを感じた。有言実行する姿に感動した」とたたえた。 

 県車椅子陸上クラブ・タートルズ代表の荻堂盛助さん(73)は、浦添市の自宅で見守った。選手らがスタートラインにつくと緊張した表情を見せた。レースが始まると「頑張れ」「あと少し」と声を出し、上与那原選手の背中を押した。銅メダルが確定するとガッツポーズを見せた。「今まで悔しい思いをしてきた。最後の1周で力を振り絞る姿に、これまでの努力が表現されていたと思う」と喜んだ。

 元車いすラグビー日本代表の仲里進(しん)さん(44)=浦添市=は27日の400メートルの後、上与那原選手と連絡を取った。「1500メートルでも銅を取ると話していた。気持ちよく走れていたと思う」とレースを振り返った。「県民にとって明るいニュース。お疲れさまと伝えたい」と語った。

 上与那原寛和後援会会長の眞島長治さん=沖縄市=は「レース序盤で1位集団に食いついていた。戦略通りだったと思う」と話し、「心と体が一体となって、最後まで自分の走りができていた。沖縄に戻ったら、この経験を周りに伝えてほしい」と興奮気味に話した。

 沖縄市の就労継続支援B型事業所「愛音楽はうす」には、関係者が訪れ観戦した。上与那原選手の出身地・沖縄市の桑江朝千夫市長ら約60人もオンラインで参加し、声援を送った。レース前には同事業所代表の我如古盛健さん(65)=うるま市=が応援歌を歌い、エールを送った。一緒に観戦した山入端依子さん(59)=沖縄市=は「大会を通して全力で戦う姿を見せてくれた。感動を与えてくれた」とたたえた。

【関連ニュース】

▼上与那原1500mでも銅 同一大会で2個は県勢初

▼50歳の上与那原、進化続けるレジェンド 地上1mの世界で見つけた光



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス