窓口用のタブレット端末を全店舗に 琉銀、手続き効率化図る


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
琉球銀行が全店舗に導入した「FTBタブレットシステム」の使用イメージ(同行提供)

 琉球銀行(川上康頭取)は30日、顧客の利便性向上などを目的に推進していた「FTBタブレットシステム」について、ローンセンターを除く全58店舗に導入したと発表した。タブレット端末を使うことで、伝票を用いたこれまでの業務よりも手続きの効率化・迅速化が図られる。

 普通預金口座の開設やキャッシュカード新規申し込み・再発行、氏名・住所の変更など、顧客の利用頻度の高い22の取り扱い業務に対応する。琉銀によると、手続きの処理時間は従来比で60%短縮されるという。

 琉銀は日本アイ・ビー・エムと共同でシステムを開発。2020年内の全店導入を目指していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で製品供給に支障が出て、遅れが生じていた。今後、取り扱い業務を増やしサービスを拡充していく。

 琉銀の担当者は「お客さまが伝票に記入する負担を軽減し、効率化で生まれた時間をコミュニケーション強化に費やすことができる。ペーパーレスで環境にも貢献する」とデジタル化の利点を説明した。

 問い合わせは琉銀事務統括部(電話)098(860)7888。