オンライン授業接続不調、那覇の一部で続く 教育研「学び止まらぬよう模索」


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 8月30日に那覇市立小中学校のオンライン授業が接続しにくかった問題で、31日も一部の学校でつながりにくい状態が発生した。市立教育研究所によると、接続する時間を学年ごとに分けるよう学校側に依頼し、30日に比べるとつながりやすさが改善したという。

 オンライン授業はビデオ会議システム「グーグルミート」などを利用。同研究所によると原因ははっきりしないが、接続状況は地域差がある。同研究所担当者は「学校と連携して接続しやすくなる工夫を模索したい。ビデオ会議形式ができない場合は動画やチャット機能を使うなど、学びが止まらないよう頑張ってもらっている」と説明した。

 安岡中学校では朝の会から1校時まで、一部がつながりにくい状態だったという。谷内牧子教頭は「グーグルミート以外の方法も模索しながら臨機応変に取り組む」と話した。松島中学校でも朝はつながりにくい状態だったという。玉城裕章(ひろたか)教頭は「オンライン授業に参加できなかった生徒には後日、授業の内容を伝える」と話した。