大庭学園沖縄福祉保育専門学校が県内で初めて日本防災士機構により、防災士養成機関に認証された。防災士は過去の災害から防災についての知識を学び、地域の防災啓発活動などに取り組むほか、被災者支援などが期待されている。同校は年に2回程度開催する防災士養成講座を通して、地域で活動できる防災士の育成を目指す。
同校の大庭憲理事長は8月31日、那覇市の県庁記者クラブで会見し「地域防災力を高める担い手の育成こそが、命や暮らしを守り、大切な命を次世代につなげることになる。教育機関として社会に貢献したい」と語った。
10月23日、24日に那覇市久米の同校で行われる講座の受講生を募集している。いずれも午前8時から午後6時まで。2日目に防災士認定試験が行われる。定員は80人。受講の申し込み締め切りは9月17日。受講料は一般が4万5千円、学生が3万5千円(教本代・受験料を含む)。試験合格後、防災士認証の登録申請をする際には5千円が必要。
2日間の講座のほか、試験を受けるために必要な普通救命講習は別日程で開催する予定で、別途受講料がかかる。過去5年のうちに普通救命講習を受けている人は受講は不要。
受講の申し込みは同校のホームページから、申込書をダウンロードしてファクスで送る。ファクス098(868)5935。問い合わせは同校(電話)098(868)5796。