沖縄生まれの楽器「サンレレ」とは?誕生秘話と魅力に迫る FMよみたん


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サンレレラジオフェスでサンレレの魅力を発信した、(左から)FMよみたんの仲宗根朝治社長、読谷村の石嶺伝実村長、アルベルト城間さん=8月30日、読谷村

 【読谷】読谷村のコミュニティーFM放送局「FMよみたん」(仲宗根朝治社長)は「サンレレの日」の8月30日、特別番組「サンレレラジオフェス」を放送した。サンレレは三線工房まちだや(読谷村高志保)が開発した三線とウクレレを合わせた読谷村生まれの楽器。その魅力や誕生秘話について、各番組に登場したゲストが語り、サンレレをPRした。

 午前11時の番組「ゆんたんじゃ出番ですよ!」には、石嶺伝実読谷村長とディアマンテスのアルベルト城間さんが登場した。サンレレ考案者のアルベルトさんは「曲を作りたいと思わせる楽器だ。水にぬれても大丈夫で、どんな状況にも負けないウチナーンチュにふさわしい」と語った。

 アルベルトさんがサンレレの日のために作曲した楽曲「サンレレで歌おう オキナワ ドゥミファのうた♪」も初披露された。楽曲制作は、ピアノにKiroroの金城綾乃さん、ギターに長嶺良明さん、ベースにMONGOL800のキヨサクさんと豪華メンバーを迎え、ボーカルはエルビス比嘉さんが、作詞は東恩納盛雄さんが担当した。

 琉球音階をベースに作られた曲で、うちなーぐちを交えたポップな歌になっている。楽曲を聴いた石嶺村長は「コロナ禍で県民が困窮しているなか、希望の道筋が差したように感じる。来年のサンレレの日は素晴らしい祭りができるといい」と話した。

 楽曲のメイキング映像やサンレレラジオフェスの様子はYouTubeで公開している。