自宅療養者に食料支援 糸満市が1回3人分を提供


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 【糸満】新型コロナウイルスに感染し、親族や知人から支援を受けられない自宅療養者や自宅待機者に対し、沖縄県糸満市は8月31日から食料支援を開始した。

 対象は(1)県の配食サービスを申込中の自宅療養者や自宅待機者(2)同居家族が要介護者などで支援が受けられない人(3)親族や知人から支援を受けられず、インターネット通販や宅配サービスなどでの食料確保が困難な人―のいずれかの条件にあてはまる糸満市民。対象者がいる1世帯につき1回、3人分の食料物資を提供する。

 自宅療養者や自宅待機者は、糸満市市民健康部健康推進課に電話で自宅療養者の住所、氏名、電話番号を伝える。その後、担当者が折り返し、申請方法や支援内容について説明。支援が決まると、対象者の自宅の玄関先に物資を「置き配」する。物資内容の指定やアレルギー対応はできない。

 公明党市議団の新垣安彦氏と金城幸盛氏は30日、當銘真栄市長と幸地政行市教育長に対し、同様の要請をしていた。

 申し込みは、市民健康部健康推進課(電話)098(840)8126。