児童生徒、自己肯定感は高い傾向 ゲームなどは習慣日常的に<学習状況調査>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 「よいところある」7割超 自己肯定感高い傾向

 学習状況調査で、児童生徒に「自分には、よいところはあるか」と質問したところ、「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と答えたのは小6で76・1%、中3で76・6%で7割を超えた。小中ともに、自己肯定感が高い傾向にあることが分かった。全国と比較しても差はなかった。

 「当てはまる」と答えた小6は35・8%で、中3は33・3%だった。

 2015年の調査と比較すると、小学生は32・5%で3・3ポイント、中学生は24・9%で8・4ポイント上昇した。

 「夢や目標ある」7割超 前向きに将来描く

 「将来の夢や目標を持っているか」の問いに対し、「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」と答えた小6は81・2%、中3は73・2%だった。

 中学生になると夢や目標を持つ割合が小学生より8ポイント低くかったものの、7割以上が将来に希望を抱いている。

 「当てはまる」と答えた小6は62・2%で、中3は44・3%だった。それぞれ全国に比べ、小6が2ポイント、中3が3・8ポイント高かった。前向きに将来を描いている傾向が見られた。

 ゲーム習慣日常的に  1日4時間超 小616%、中317%

 文部科学省の分析によると、テレビゲームをしている時間は、児童生徒ともに増加しており、1日当たりのテレビゲームの時間が増えるほど、各教科の平均正答率は低い傾向にあるという。

 県内の児童生徒に「平日、1日当たりどのくらいテレビゲームをするか」と質問したところ「2時間以上する」と答えた小6は51・5%、中3は61・3%だった。

 全国と比較すると、中3は4・3ポイント、小6は2・1ポイント高いが、ほぼ同水準だった。

 「4時間以上する」と答えた沖縄の小6は16%、中3で17・7%だった。一方で「全くしない」と答えた小6は7・2%、中3は5・9%だった。

 日常的にパソコンや携帯電話などを使ってゲームをする習慣がついていると考えられる。