【沖縄】沖縄市社会福祉協議会は6日から、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養している人に食料を届ける事業を始める。生活困窮家庭に配布するために寄せられた「フードバンク」事業の食料を活用する。米やインスタント食品など2週間分の食料を希望者の玄関前に置く方法で届ける。市社協によると、県内の社協では初めての取り組みとみられる。
コロナの自宅療養を巡っては、陽性者本人や濃厚接触者の家族が、食料などの買い出しに行かざるを得ずに感染を拡大させるリスクもあることから、食料支援が求められている。
市社協に電話で配達を申し込む。午後3時までの受け付けならば当日に届ける。家族構成などを伝えた上で、人数分の食料を届ける。本人だけでなく、自治会や民生委員からの申し込みによって配達することも検討している。
市社協地域福祉係の仲宗根利紗さんは「陽性になって行動制限が解ける2週間、安心して療養できるようにしたい。フードバンクへの寄付も歓迎している」と利用を呼び掛けた。
17日までの予定だが、緊急事態宣言が延長されれば継続も検討する。申し込みは市社協(電話)098(937)3385。