【沖縄】本島中南部で居酒屋などを経営する沖縄市の味自満チェーン(伊礼門清吉代表)は、コロナ禍で経済情勢が悪化する中、給食がない夏休み中に経済的に厳しい家庭の子どもたちに弁当の無償提供を続けた。7月26日から8月31日までの期間中、合計4660食を届けた。昨年の夏もこの「応援弁当」を配布しており、昨年と今年を合わせて7886食分の弁当を届けた。
伊礼門代表と交友のある業者や取引先など36社からも食材や寄付が寄せられ、取り組みを続けた。
沖縄市胡屋の味自満本店でコックたちが調理し、市教育委員会や市社会福祉協議会が各家庭への配布で協力した。
8月31日には今夏の応援弁当配布終了のセレモニーが本店であり、与那嶺克枝副市長や市社協の島田薫会長も駆け付けた。
伊礼門代表は「夏休みにはお菓子やインスタント食品で飢えをしのいでいる家庭もあると聞いた。子どもたちが少しでも笑顔になれるよう支援を続けたい」と話した。
与那嶺副市長は「市役所の職員も弁当を配達することで家庭とのつながりもできた」と感謝を述べた。