糸満市西崎に物流拠点を開設 琉2加勢 県内向け通販も


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琉2加勢が開設した物流拠点の「琉球フォースパーク」=6日、糸満市西崎町

 物流の加勢(大阪)のグループ企業、琉2(りゅうツー)加勢(那覇市、風間國義代表)が、沖縄県糸満市西崎町に物流拠点「琉球FORCEPARK(フォースパーク)」を開設した。県外と沖縄間の貨物取り扱いに加えて、同じ加勢グループの琉2ダイレクト(那覇市)が10月にオープンする通販サイトの「琉2マーケット」で、沖縄の消費者向けの商品を仕入れから個別配送まで一貫して対応することで、注文翌日の配達や送料負担の軽減などを実現する。

 琉球フォースパークは地上4階建てで、延べ床面積は1万3440平方メートル。1階の半分は室温5度のチルド庫として活用する。全面に抗菌、抗ウイルス加工を施している。

 グループ企業の琉2加勢ロジ(那覇市)が、倉庫内で商品を集める「ピッキング」や配送を手掛ける。新型コロナウイルスの収束後には、フォースパーク内でガレージセールを開催する構想もある。

 琉2マーケットでは、食料品や日用品、雑貨などの幅広い商品を仕入れ、原則的に注文翌日に配送する。3300円以上の購入で送料は無料となる。

 琉2加勢の名嘉均取締役は「時間やコスト負担が大きいという『沖縄だからしょうがない』とされてきた部分を解消する。配送ドライバーがお客さまに御用聞きをすることで、困りごとを解決するサービスも充実させていく」と話した。