新入生はロボット「ペッパー」 トラスト社が瀬底小に贈呈 ITC教育に活用へ


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人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の贈呈を喜ぶ児童ら=8月27日、本部町立瀬底小学校多目的室

 トラストコミュニケーション(名護市、松田穣代表)が8月27日、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を本部町立瀬底小学校(島袋ゆかり校長)に贈呈した。贈呈式には同校の1・2年生19人、職員や知念正昭本部町教育長らが参加した。

 ペッパーは身長が1メートル20センチで同校の図書館に配置された。自己紹介で「こんにちは、ぼくの名前はペッパーです。これからよろしくお願いします」とあいさつし、児童らを喜ばせた。人型ロボットの学校教育現場への配置は県内で初めてという。

 本部町教育委員会はGIGA(ギガ)スクール構想の下、瀬底小学校をICT教育推進校に指定している。ICT支援員の派遣業務などをトラストコミニケーションに委託している。

 松田代表は「ICT教育推進と、日頃の感謝と地域貢献を込めて寄贈した」とあいさつした。仲田潤ノ介さん(8)=2年=は「ペッパーを使用して勉強をもっと頑張りたい」と笑顔で答えた。島袋校長は「学校生活がもっと楽しくなるように、プログラミング学習や課外授業などに活用していきたい」とあいさつした。
 (上間宏通信員)