米軍機の騒音軽減、実効性ある措置を 沖縄県が今年も日米に要請


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普天間飛行場

 沖縄県は7日、米軍嘉手納基地、普天間飛行場周辺の航空機騒音の軽減を求め、在日米軍や防衛省など日米の5者に要請した。環境基準を達成するため実効性ある具体的な騒音軽減の措置を取ること、日米合同委員会が合意した航空機騒音規制やオスプレイ運用の措置を厳格に運用することなどを求めた。騒音測定結果の取りまとめに合わせ、要請は毎年行う。今年は新型コロナウイルス感染症予防のため郵送した。

 2020年度に県と市町村が実施した騒音測定では、嘉手納基地周辺では19測定局中6局、普天間飛行場周辺では11測定局中2局で環境基準値を超過した。
 要請先は、在日米軍沖縄地区調整官のほか在沖米国総領事、防衛省沖縄防衛局長、外務省特命全権大使(沖縄担当)、環境省水・大気環境局長。