感染対策徹底呼び掛け 緊急事態延長に玉城知事 ワクチンパス活用、県庁にPT設置


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 沖縄県の玉城デニー知事は9日午後、県庁で会見を開き、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が9月末まで延長されたことに伴い、県の対処方針を発表した。飲食店への時短・休業要請などの感染対策を12日以降も継続するとともに、9月下旬のシルバーウイークも同居家族と過ごし、職場同僚との飲み会や友人とのドライブ、イベント参加などは控えることを呼び掛けた。

 一方、経済活動再開時に向けて、ワクチン接種と検査の陰性証明書を活用するプロジェクトチームを県庁内に立ち上げると明らかにした。

 玉城知事は県内の感染状況はピークを過ぎて減少傾向にあると説明。その上で「ワクチン接種が進んでも感染対策を怠れば、宣言は延長される。医療体制のはっきりとした回復が見られるまで感染対策の徹底をお願いしたい」と、引き続きの協力に理解を求めた。

 感染対策では、不要不急の外出自粛や来訪自粛の要請、飲食店などに対しての酒類提供禁止や時短営業、大型商業施設に対する土日祝日休業の要請、県立施設の原則休館などを継続する。