自宅療養者に届けています…沖縄17市町村が食料配達、6町村が買い物代行


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自宅療養者に届けられる食料品や日用品(うるま市提供)

 宜野湾市や沖縄市など沖縄県内17市町村が新型コロナウイルスに感染した自宅療養者向けに、食料や生活用品などを届ける支援に取り組んでいる。本部町など6町村では買い物代行を実施している。9日までに琉球新報が県内の全自治体に取材をし、生活支援の内容をまとめた。

 感染者の急増に伴い、外出できない自宅療養者の食料確保が課題となっていた。各市町村の窓口には「買い物に行けず、どうしたらいいのか」と助けを求める声が寄せられていた。県が実施する配食サービスは届くまでに数日を要するため、各市町村ではその間の措置として始めている。

 配食支援を実施しているのは、宜野湾市、糸満市、沖縄市、豊見城市、うるま市、南城市、嘉手納町、八重瀬町、今帰仁村、恩納村、金武町、伊江村、読谷村、北中城村、西原町、座間味村、伊是名村。13日から浦添市も実施する。

 主に親族や支援者が身近にいない自宅療養者が対象となるほか、その同居家族や自宅待機を余儀なくされている濃厚接触者も支援の対象に含む市町村もある。

 買い物代行は東村、本部町、宜野座村、久米島町、伊平屋村、金武町が実施している。13日からは大宜味村も実施予定。また、自宅療養者がいないため、支援の取り組みはないが「要望があれば届ける」(渡嘉敷)と回答する自治体もあった。