ボディビルディングの九州と西日本学生の両選手権で、SOLA学園スポーツ健康学科スポーツトレーナーコース2年の池原悠生(19)がそれぞれ頂点に立ち2冠を達成した。宜野湾市の同学園で10日、賞状やトロフィーを携え、優勝報告した。
大会は5日に福岡県で行われ、九州は18人、西日本は15人が出場した。池原は両選手権で腕やポーズなどの部門賞にも選ばれての栄冠だった。「腕や胸が通用した。部門別で評価されたことが優勝につながったと思う」と喜んだ。
競技を始めたのは約2年前。SNSでトップ選手の肉体を見たことがきっかけだった。嘉手納高校ラグビー部に所属し、もともと体作りに関心は高かったが、鍛え上げられた体を持つ競技者への驚きと感動は大きかった。憧れから自然と「ボディビルダーになっていった」という。
2年かけてつくってきた体が関係者の目にとまり選手権に参加。大会自体に出るのも初めてだったが、優勝をつかむことができた。「見せる競技としてかっこいい体を目指すことがやりがいにつながっている」と魅力を語る。「卒業後はトレーナーをやりながら競技を続けたい」と目標を定める。