沖縄返還協定50年 アメリカで記念イベント 駐米大使や県人が参加


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冨田浩司駐米大使(左)とエディー・カミヤ北米沖縄県人会会長=カリフォルニア州オレンジ郡のニクソン・ライブラリー(当銘由洋氏提供)

 1971年6月17日の沖縄返還協定調印から50年を迎えて、リチャード・ニクソン財団が米カリフォルニア州オレンジ郡ヨーバリンダのニクソン・ライブラリーで記念行事を開催した。日本の冨田浩司駐米大使と、ロバート・オブライエン前大統領補佐官などが講演した。ロサンゼルスの羅府新報が6月22日付で報じた。

 冨田大使は「沖縄返還に関わった人々の、多大な努力が今日の強固な日米同盟につながっている」と強調した。オブライエン氏は日米の安全保障同盟は、世界で最も重要な安全保障関係だと述べた。

 沖縄返還やベトナム戦争からの米軍撤退、中国訪問などを実現したオレンジ郡出身のニクソン大統領はアジアの重要性に気付く先見性があったと紹介された。

 行事には150人が出席した。沖縄県人会からはエディー・カミヤ会長、山内優子事務局長、当銘由洋理事が参加した。カミヤ会長は「復帰50年となる来年には、沖縄県人会でも大きな祝賀行事が行われることになるだろう」と述べた。

(当銘貞夫ロサンゼルス通信員)