PFOS検出で詳細調査を要請へ 那覇市が空自基地に


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那覇市役所

 航空自衛隊那覇基地の泡消火専用水槽から高濃度の有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)などが検出された問題で、那覇市は14日、原因究明や他の水槽の水質調査を空自那覇基地基地に要請する方針を明らかにした。

 要請の時期は未定。同日開かれた市議会9月定例会一般質問で山川典二氏(自民)に答弁した。

 空自那覇基地や海上自衛隊那覇航空基地内にあるPFOSなどを含む泡消火剤や汚染水について、玉寄隆雄環境部長は「防衛省の計画通り、2021年度中に処理するよう指導していく」と述べた。湧川朝渉氏(共産)への答弁。担当課によると文書での行政指導を予定しており、法的強制力はない。

 防衛省は、21年度中に艦船を除く全施設のPFOS含有泡消火剤を処理する計画を定めている。市は、泡消火専用水槽の汚染水や、2月の泡消火剤流出事故で回収した汚染水についても年度内処理を求めるという。

 玉寄部長は「海上自衛隊那覇航空基地にある泡消火剤については近日中に保管場所の現場確認をしたい」と述べた。