【一問一答】連続無失点はいつから意識した?平良海馬投手に聞く 琉球新報スポーツ栄誉賞


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
東京オリンピック野球1次リーグ ドミニカ共和国戦の7回途中から登板した平良海馬選手=7月28日、福島県営あづま球場

 東京パラリンピックの陸上男子車いすT52の400メートルと1500メートルで銅メダリストとなった上与那原寛和選手と、プロ野球開幕から39試合連続無失点と日本球界の歴史を塗り替え、東京五輪の野球で金メダルを獲得した平良海馬選手への「琉球新報スポーツ栄誉賞」の贈呈式が15日に行われた。両選手に栄光をつかむまでの道のりや、偉業を達成した瞬間の思い、今後の目標などを聞いた。贈呈式での一問一答は次の通り。


◆五輪金獲得「誇り」 平良「100%の仕事へ準備したい」

 

 ―東京五輪は初の代表選出で金メダルを獲得した。

 「優勝できたことを誇りに思う。日本代表の他の選手の練習を見ることができ、成長につながった」

 ―39試合連続無失点記録を達成したが、どの段階から意識したか。

オンライン取材で今季を振り返り、好調を支える要因について語る西武の平良選手=15日

 「最初あまり気にしていなかったが、周りからこういう記録ありますよと言われた。25試合目ぐらいから意識し始めた」

 ―7月の日本ハム戦で無失点記録が止まった。

 「今までつくってきた試合が一気に負け試合となり、責任があるポジションなんだなと思った」

 ―好調を支える要因は。

 「去年からストレートの割合を10%ぐらい減らした。それで打者に球を予想されにくくなり、打たれにくくなったのかなと思う」

 ―投球で意識するのは。

 「先頭打者を出さないように一人目を抑えること。外野フライは長打になりやすいので、なるべくゴロを打たせるようにしている」

 ―今後の目標、シーズン終盤に向けて。

 「まずは今年3位以内に入って、そこから逆転優勝を目指せるように頑張りたい。自分に出番が回ってきたら100%の仕事ができるように準備をしたい」