辺野古新基地関連訴訟は9件、総額8788万円<県議会代表質問詳報>


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沖縄県議会

 沖縄県議会9月定例会は21日、代表質問が始まり、沖縄・自民の仲村家治氏、新垣淑豊氏、てぃーだ平和ネットの山内末子氏、玉城健一郎氏が質問に立った。

 仲村家治氏 普天間飛行場問題について、国との訴訟費用を伺う。

 金城賢知事公室長 辺野古新基地建設に関連し国との間で生じた訴訟9件で、直接要した費用の総額は8788万7354円だ。

 山内末子氏 辺野古新基地建設で沖縄防衛局は新護岸建設を始めた。見解は。

 島袋善明土木建築部長 県は防衛局から提出された変更承認申請書を審査中で、新護岸着工は想定していなかった。防衛局に8月末時点の投入土砂量を確認したところ、全体の約7・8%と推定される。

 玉城健一郎氏 普天間飛行場の有機フッ素化合物(PFAS)汚染水放出について、宜野湾市の調査で国の暫定指針値を上回った。県の調査結果は。

 島袋部長 PFOS・PFOAが合計1リットル当たり21ナノグラムだった。県の調査地点は市よりも下流で、一般家庭の生活排水などで30~50倍に希釈されたと考える。