在沖米海兵隊は20日、米軍伊江島補助飛行場での物資投下訓練の様子をインターネット上で公開した。同飛行場での重量物投下は、日米が在沖米軍基地の使用条件などを定めた「5・15メモ」で認められている一方、伊江村は物資投下を危険視し、自粛を求め続けている。
米軍のサイト「dvids」への投稿によると、訓練は15日に血液や医療物資の輸送を目的に実施した。米軍が公開した画像では、KC130空中給油機が空中で後部ドアを開き、パラシュートを装着した物資を投下する様子が収められている。村によると、米軍側からの事前通告はなく、村民から訓練への問い合わせもなかったという。
日米間でパラシュート訓練実施が合意されている伊江島では、物資投下が繰り返されている。米軍は2018年5月、村の中止要請を無視して車両投下訓練を強行した。