生活の場に米兵降下「村民不安」 伊江村長ら国に抗議


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米軍に対し事故の再発防止策を強く申し入れるよう小野功雄沖縄防衛局長(左端)に要請する島袋秀幸伊江村長(右端)と渡久地政雄村議会議長(右から2人目)=24日、嘉手納町の沖縄防衛局

 【伊江】沖縄県伊江村の米軍伊江島補助飛行場でパラシュート降下訓練中の米兵2人が提供区域外の民間地に降下した事故を受け、島袋秀幸村長と渡久地政雄村議会議長は24日、沖縄防衛局を訪れ小野功雄局長に抗議した。天候急変時の訓練中止などを米軍に強く申し入れるよう口頭で要請した。

 村によると、提供区域外への米兵の降下は2019年10月30日以来。要請で島袋村長は、降下地点2カ所について「村民が農作業や釣りなどをする場所。一歩間違えれば重大な事故になりかねない」と訴えた。

 渡久地議長も「提供区域外へ2人同時、特に1・2キロも離れた海岸への落下は前代未聞だ。村民は不安を感じている」と指摘した。

 小野局長は、米側から「低い位置の雲の中を降下することになり、雲を通り抜ける際に少しコースから離れてしまった」との説明があったとし、「あってはならない事故。極めて遺憾だ」と述べた。米側に迅速な通報と原因究明、実効性ある再発防止策などを強く要請したと説明した。