離乳食などの「支援パック」配布 自宅療養中の乳幼児がいる世帯に 沖縄市


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
イメージ写真

 【沖縄】沖縄市は新型コロナウイルスの自宅療養者に食料などを配達する事業に関連し、周囲の支援が得られないなど困難な状況にある乳幼児がいる家庭に紙おむつや粉ミルク、離乳食など「支援パック」を届けるサービスを始める。ひとり親家庭や経済的な困窮家庭などを想定し、9月内にも始める。

 24日の市議会一般質問で平安栄こどものまち推進部長が真栄城健二氏(護憲凛の会)に答えた。平安氏は、市社会福祉協議会など関係機関に困窮者向けの粉ミルクなどの寄付が寄せられていると説明。「関係機関とも連携し、民間団体の支援や寄付金を活用しながら粉ミルクや紙おむつなどの『支援パック』を提供していきたい」と説明した。

 沖縄市は県内市町村で初めて、新型コロナの自宅療養者のうち単身世帯などに食料や日用品を届ける事業を始めた。市こどものまち推進部によると、この配達の際に家庭状況などを確認した上で、乳幼児がいる場合などの事情に応じて「支援パック」も届ける。市民健康課やこども相談・健康課が連携して実施する。