県労連事務局長の嶺間氏が退任 結成当初から30年活動に携わる


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事務局長退任であいさつする嶺間信一氏=25日、那覇市のJAおきなわ真和志支店

 沖縄県労働組合総連合(県労連、穴井輝明議長)は25日、那覇市のJAおきなわ真和志支店を拠点に第32回定期大会をオンラインで開き、新役員を選出した。約30年にわたり事務局長を務めた嶺間信一氏(67)が退任し、顧問に就任した。後任の事務局長には、県医労連副執行委員長の真栄城玄次氏(48)が就いた。穴井議長は再任された。

 嶺間氏は1990年9月の県労連結成当初から活動に携わり、労働者の賃金や職場環境、権利向上の実現に向け尽力した。

 退任あいさつで嶺間氏は「労働者の要求を実現するために団結することが労組の意義であり、役割だ。何があっても揺るがぬ信念を持って活動に励んでほしい」とエールを送った。

 21年度の大会宣言では、「強権政治の安倍・菅自公政権に終止符を打ち、市民と野党の共同で新しい政治に足を踏み出すことが労働者のいのちと暮らしを守り、向上させる」などと訴えた。