【中城】小児がんでまれな「腹膜悪性中皮腫」で闘病中の金城楓空さん(11)=中城村=が26日、自身を支援する「ふうあの会」に100万円を寄付した比嘉門潤市さん(82)宅を訪れ、感謝の気持ちを伝えた。
比嘉門さんは妻正子さんと連名で2020年10月、「ふうあの会」へ「世の中はあなたの応援団です。幸せを祈る人はたくさんいます」とつづった激励の手紙とともに、100万円を寄付した。その後、楓空さんから「元気になったら、あいにいきます」と返事が届き、心待ちにしていたという。
対面を果たした楓空さんに対し「元気な姿を見られて大変心強い。思いやりのある大人になれるよう、これからも頑張ってください」と声を掛けた。
楓空さんは、比嘉門さんに手紙と花束を手渡し、「会えてとてもうれしいです。(支援してくれて)ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
楓空さんは7月に東京で4度目の手術を終え、8月に帰沖。現在は学校に通っている。「勉強が追いつけないかもという不安が大きかったが、友達と楽しく過ごせている」と話した。