全国最長…沖縄の緊急事態、合計で何日? 感染者の7割が宣言中に


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 県内で4度目となる新型コロナウイルスの緊急事態宣言が30日で解除された。5月23日の宣言開始から数えると131日、4カ月を超えた。緊急事態宣言中にもかかわらず、この間に確認された新規感染者数は累計感染者の7割に達した。県内では緊急事態宣言に先立ち、まん延防止等重点措置、拡大封じ込めのための緊急特別対策が実施されており、これらを含め3月末から半年間続いた関連対策が一区切りする。県内で最初の感染者が確認された2020年2月14日以降、経済活動などが制限される緊急事態宣言が発表されたのは今回を含めて計4回で日数は計232日。重点措置も1回(41日)指定された。合計すると273日だった。初確認からの595日間で緊急事態宣言、重点措置が適用された割合は半分近い45.9%に達した。

 30日までの県内の累計感染者数は4万9615人。5波に及ぶ感染の波で多くの感染者が確認された。30日に解除された宣言開始前日の5月22日に県が発表した累計感染者は1万4925人だった。そのため、30日までの宣言期間中に確認された感染者は3万4690人と算出される。累計数に占める割合は69.9%。感染者の約7割が直近の緊急事態宣言中に集中した。