沖縄コロナ6日連続で100人以下 死亡5人(10月2日朝)


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 沖縄県は1日、新型コロナウイルスに感染した5人が死亡し、新たに10歳未満から80代の計41人が感染したと発表した。那覇市の教育機関などでクラスター(感染者集団)3例も確認した。新規感染者は前週の同じ曜日の7割弱で、6日連続で100人以下と減少傾向が続く。県の糸数公医療技監は減少の背景について「渡航者と飲食の感染が抑えられている」と説明した。

 亡くなったのはうるま市の70代と90代の女性と、沖縄市の60代と80代の女性、年代性別と居住地非公表の1人の計5人。女性4人はいずれも別の疾患で入院中で、院内感染とみられる。7月26~31日に感染が判明し、8月6~7日に亡くなった。非公表の1人は、5月30日に感染判明して入院したが、9月13日に死亡が確認された。

 クラスターの起きた那覇市の教育機関は塾のような形で、生徒15人、職員1人が感染した。換気は徹底されていたが、生徒同士で2メートル以上の距離が確保されていなかったことや、生徒同士が休憩時間に接触する機会もあったことから、施設内で感染が広がったという。感染は収束している。

 1日の新規感染者の年代別内訳は、30代が最多で10人、10歳未満が9人、10代と40代が各5人など。