沖縄県内のコロナ陽性 10月2日は43人 7日連続100人以下


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 沖縄県は2日、新型コロナウイルスに感染した5人の死亡と、10歳未満から90代までの43人が感染したと発表した。7日連続で100人以下と減少傾向が続いており、直近1週間の感染者合計は385人で先週の721人と比べ、約5割減少した。糸数公医療技監は「このまま減ればかなり感染を抑えられるが、10月に入り人の流れが激しくなっているので、感染が再拡大しないか注視したい」と述べた。

 亡くなったうるま市の60代男性、沖縄市の70代女性と80代男性、中部保健所管内の80代男性は、別の疾患で入院中に感染したという。宮古島市の70代男性は、別の疾患で入院する際に感染が判明したという。

 推定感染経路が判明しているのは18人で、家庭内16、施設内1、友人・知人1人となっている。年代別では30代が10人と最多だった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は30・77人で全国ワーストが続いている。

 糸数医療技監は、クラスター(感染者集団)も収まりつつあり、地域で目立った流行はないとしながらも「緊急事態宣言解除で人が動き出しているので、飲みに行っても1次会で帰るよう協力してほしい」と呼び掛けた。

 米軍基地内の感染者は15人だった。