JAおきなわ職員が270万円着服 架空の返品装う 2017年9月から約3年間


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JA会館(資料写真)

 JAおきなわ(普天間朝重理事長)は9日、恩納支店で働いていた30代男性正職員が、架空の返品を装い現金を着服したと発表した。現時点で被害額は270万円。男性は「遊興費や生活費に充てた」と着服を認めているという。

 JAおきなわによると、男性は2017年9月から20年10月にかけて、購買品の返品処理を装い現金を着服した。現時点で64件の架空処理が判明している。通常は購入者が伝票に記入し、職員2人で確認する必要があったが、男性は自分で署名し1人で確認していた。21年3月の決算時に、在庫商品の帳簿残高と棚卸残高に差額が判明した。6月22日に男性に聴取したところ、着服を認めた。

 JAおきなわでは昨年7月や今年1月にも、着服、横領が判明している。普天間理事長は「再発防止策と内部管理体制の一層の強化を図る」とコメントした。