急性白血病で闘病中の渡久地音和さんが死去 救う会が募金活動


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 【本部】急性骨髄性白血病を発症し、治療中だった沖縄県本部町東の渡久地音和(とわ)さん(18)=本部高校3年=が11日午後6時48分、西原町の病院で死去した。15日午後、本部町葬斎場で告別式が執り行われた。高額な治療費を捻出しようと「音和さんを救う会」が昨年9月から募金活動を実施、今年5月末までに793万1002円が寄せられていた。

 渡久地さんは昨年3月に白血病を発症し、9月に骨髄移植手術を受けた。12月に一度退院したが、再び体調を崩して病院に入院していた。

 救う会の金城邦亮さんは「大変残念な結果になったが、音和のためにたくさんの方々が支援してくれた。心から感謝したい」と述べた。救う会は治療費の精算をした後、余剰金は同じように病と闘う子どもたちへの支援に充てる方針で現在管理方法などについて本部町と調整しているという。


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