【本部】沖縄本島や周辺離島に軽石の漂着が相次いだ件で17日、新たに本部町新里や具志堅などの海岸でも大量の軽石が漂着しているのが見つかった。8月に小笠原諸島近海の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で噴出した軽石が漂着したとみられる。
新里の海岸では同日、灰色の軽石が白い海岸を数百メートルにわたって埋め尽くしていた。午前9時ごろ、散歩中に気付いた近隣住民の前田士門さん(84)によると、前日の夕方は海が赤く濁っていたが軽石は見られなかったという。
前田さんは「50年以上住んでいるが初めてのことだ。東シナ海側のここまで流れてくるんだと驚いた」と話した。