海外で人気!ミラクルくんとコラボ「干支ボトル」 忠孝酒造、第2弾を発売


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2022MIRACLE―KUN干支ボトル(寅)

 忠孝酒造(豊見城市、大城勤社長)がイラストレーターのミラクルくん(12)とコラボした12年プロジェクトの「干支(えと)ボトル」が、海外で人気を集めている。第1弾として昨年発売した「丑(うし)」は台湾へ千本を輸出したほか、21日に発売される第2弾の「2022MIRACLE―KUN干支ボトル(寅)」も既に中国上海から10ケースの注文が入ったという。

 ミラクルくんは2009年生まれ。イラストレーターとして19年ごろから活動を始めた。これまで県立博物館・美術館と渋谷パルコで個展を開催している。

 ミラクルくんの父で、デザイン会社DOKUTOKU460(那覇市)の城間英樹社長は「パルコの個展で、中国ネット通販最大手のアリババ関係者からも関心を寄せてもらった。今後の成長を楽しみにしていきたい」と目を細めた。忠孝酒造企画課の徳田安史課長は「えと文化は中国や台湾にも浸透しているので、両地のバイヤーにすんなりに受け入れてもらっている」と語り、海外での販売がさらに伸びることに期待した。

 城間氏と徳田氏は18日に琉球新報社を訪れ、干支シリーズ第2弾「寅」の発売をPRした。忠孝独自の原酒古酒をブレンドし、やわらかな口当たりの後にバニラの香りが感じられるという。内容量は500ミリリットル、アルコール度数は35度。希望小売価格は3300円。忠孝酒造直営店「くぅーすの杜忠孝蔵」やオンラインショップなどで販売する。

ミラクルくん(提供)