沖縄県内コロナ新規9人 人口比全国平均4倍超


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新型コロナウイルスの変異株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は23日、20代から80代までの9人の新型コロナウイルス感染を新たに確認した。前週の土曜に比べ16人減、率にして6割以上減少した。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は8・69人で引き続き全国ワースト。全国平均は2・02人まで減少している。新規感染者数は減少しているが、沖縄県は全国平均と比べ4倍以上となっている。

 年代別の新規感染者は、20代と30代、50代が各2人、40代と60代と80代が各1人。推定感染経路が判明しているのは2人で、いずれも家庭内感染。残り7人は調査中。居住地別では、糸満市3人、那覇市と石垣市で各2人、浦添市と宜野湾市で各1人。 

 確保済み病床の占有率は13・8%で、重症者用病床の占有率は9日連続でゼロとなった。離島の入院状況は八重山病院に8人で中等症が1人、軽症7人。宮古病院の入院者はなし。

 人口10万人当たりの新規感染者数でワースト2位の島根が4・90人で、1位の沖縄とは開きがある。3位の大阪が4・83人、4位の高知が3・71人、5位の佐賀が3・54人。

 米軍関係の感染者はキャンプ・ハンセンとキャンプ・フォスターで各1人の計2人との報告があった。